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​冷

物語

 

――――姉は十八で死んだ。僕が殺してしまったから。

夏だというのに何処か渇いた、冷えた日の事だった。

自責の念と息苦しさを抱えながら白黒の世界に生きる弟「草葉」

拒絶されながらも草葉を気に掛ける幼馴染「累」

何も語らない。語れない姉「葛葉」

​姉が死んでから、八年目の夏。

姉と同じ年になった弟は、姉の幽霊に出会う。

 

​僕が死ぬのは、何年先になるのだろうか。

​登場人物

5分程度で終わる超短編です。

始まりから終わりまで淡々と薄暗く

すっきりしないお話です。

​そういうのがお好きな方、是非。​​

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