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けしやうのものかましやうのものかしょうたいをあらわせ

狐の窓

学校からの帰り道。指で窓を作り、呪文を呟く。

そうすると、人ではない者の正体が判るのだという。

そんな遊びをしていた時、奇妙な姿の大人が現れて、言った。

「――――止めた方が、良いよ」

​せめて生きている間位は覚えておこう

​酷く優しい、貴方の事を

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